GENKI★マガジン 健康コラム
健康コラム
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★★★ がん検診の考え方と山口県における実情 ★★★ ~がん検診は、過度におびえず、過度に見くびらず~ ● がん検診とは 皆さんは、「がん検診」を定期的に受けていらっしゃいますか? 「がん検診」には、市町が実施する検診、職場等で事業所が実施 する検診、病院が実施する人間ドックがあります。また、市町がん 検診では、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がんなどの検査 が行われています。 さて、がん検診の目的は、何でしょう?それは、「自覚症状がない とき」に、「身体の中にがんの病巣が潜んでいないか」を探り、早期 発見、早期治療、そして「完治」につなげることです。早い段階での 自覚症状はほとんどないがんが多いため、無症状の時であっても、 定期的に受診して、常にがん発見の「網」をかけておかないといけません。 山口県では、上記5種類の市町のがん検診で、毎年約600人の 方々にがんが発見され、その半数以上が「早い段階のがん」という 状況となっています。 もちろん、がん検診の受診は義務ではありませんが、現代の日本に おけるがんの実情を考えると「受けなければ損だ」といえるでしょう。 ● がん検診は怖い? 「症状が出たら医療機関を受診するので、がん検診は受けない」と いう考え方は、大きな誤りです。 また、がん検診を受けることは怖いという方もいます。「がん検診 受診」→「がんが見つかる」→「死」…と、従来の発想をしている人 が今でも少なくありません。 実際には、医療の進歩等により、「がん検診の定期受診」→「がんが 早期に見つかる」→「完治しうる」ということであり、多くの方々に この点を知っていただきたいと思います。 ●一次検診と二次検診の考え方 時々、「検診で引っかかったので、私はがんに違いない。怖い。」と いう声も聞かれますので、今回、検診では、どのくらいの割合で 「要精密検査」「がん発見」となっているのか、その実態をお話しします。 がん検診は、無症状の方が多数受診するので、①「一次検診」で リスクの高い人を拾い上げ、次に、②「二次検診(精密検査)」で、 本当にがんがあるのか診断を確定させる仕組みとなっています。上記①の 「一次検診」では、見落としを避けるため、「異常の可能性のある者は、 念のため、漏れなく拾い上げる」ことが求められています。 山口県内で実施された、平成19年度の市町の大腸がん検診を例にとり ますと、下図の状況です。 http://www.hwy.or.jp/center/mail_mag/img/h19_kenshin.gif この「要精密検査」「がん発見」の割合は、専門家の視点でも適切な 値の範囲にあるとされています。 図をご覧になって分かるように、一次検診でひっかかり「要精密検査」 といわれても、直ちにがんだということではないことを、是非知って いただきたいと思います。「過度におびえることなかれ」です。 しかしながら、「要精密検査」と判定されれば、必ず、精密検査を 確実に受けていただきたいと思います。これは、とても大切なことです。 「検診は不要」と自己判断し、放置してそのままにしては絶対にいけません。 市町の大腸がん検診を例にとれば、山口県内で3割近くの人が二次検診 (精密検査)を受けずにいる状況で、これは単純試算上、毎年、約70人 程度の方が「がんを抱えているのにそのまま放置し悪化させている」 こととなります。過度に見くびってもいけません。 ● がん検診を受診しましょう 山口県においても、がんは、1年間で4800人以上の方の尊い命 を奪っています。 残念ながら、まだ、がんを完全に予防する方法はなく、2人に1人 が生涯のうちにがんに罹るとされる現代だからこそ、「身体の中に潜む がんを、小さいうちから見つけ、たたく」ことが最良の策なのです。 そのため、「がん検診」という仕組みを大いに“利用”していただき たいと思います。
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