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GENKI★びと


大正琴アンサンブルバンド あかね

  取材スタッフは大正琴を間近で見るのが初めて!というわけで、少し予習を…。

  大正琴は、その名の通り大正元年に考案された、唯一の日本生まれの洋楽器。 もともと日本にあった弦楽器にタイプライターのボタンを組み合わせて作られ、弦を指で押さえる代わりに 番号の付いた音階ボタンを押さえて音階が弾けるため、大衆の楽器としてあっという間に普及。 その後、戦争などで姿を消したこともあったが、テレビやラジオの普及と共に、哀愁を帯びた音色が脚光を 浴びて再びブームが訪れる。
 
大正琴
 なるほど、歴史を見ても面白そうな楽器ですね。
 でも、前置きはこれくらいにして、“あかね”のみなさんにお話をうかがいましょう!
小西勇也さん  “あかね”の設立は約5年前。現在“あかね”の代表をつとめる小西勇也さんが、高校生の時に文化祭で大正琴を演奏したのがキッカケです。当時、小西さんのクラスを担当されていた田中満由美先生が部の顧問となって、メンバーが集まり、立修館高等専修学校大正琴部ができました。卒業によって、大きなメンバーの入れ替えを2度経験しながらも、今年は1年生4人が加わって、現在は専門学校生3名を含む17名で構成されています。
 “あかね”のほとんどのメンバーは、高校に入ってから初めて大正琴に触ったとのこと。
  「練習場になっている教室から聞こえてくる琴の音に誘われて…」とか「田中先生に誘われたから(笑)」と、入部の動機はいろいろでしたが、中には「小西さんみたいになりたかったから!」と先輩の演奏にあこがれて熱烈入部(?)したメンバーも。
メンバー メンバー メンバー メンバー メンバー メンバー メンバー
 「大正琴は、どちらかと言えば高齢の方たちが趣味で弾いているようなイメージがあって…」と、多くの人が抱くであろう思いを口にしてみると、「そのイメージを変えるために努力してます!」と力強く答えるみなさん。その言葉を裏付けるように曲のレパートリーはジャンルの幅が広く、数も豊富です。取材スタッフの前で演奏してくださっただけでも、『剣の舞』『みかんの花咲く丘』『涙そうそう』など…ここでは紹介しきれないほど。大正琴を生かした味わいのある曲はもちろんですが、スピード感があってパワフルな演奏は、まさに「感動」です!
練習風景 練習風景
 また、“あかね”の演奏はパフォーマンスも魅力。 大正琴は、楽器を机に置き、椅子に座って演奏するのが通常ですが、 立って弾いたり、床に座って弾いたりと、演奏する場所に合わせてメンバーの配置も意識しているそう。 演奏中には、曲の合間に掛け声を入れてメリハリを付けたり、お客さんと一緒に手拍子をして盛り上げたり。 それから、歌や手話と合わせて演奏することも。
  「こういうのどうかな…という感じで、練習中に出てきたアイデアをみんなで話し合って決めます。」
  自分たちで作り上げる演奏スタイルは「演奏中は、お客さんの顔を見て、 反応を確認するようにしています。」という姿勢から生まれてきたものだと感じました。
練習風景 練習風景 練習風景
 これまで、『山口きらら博』や施設の慰問など、積極的に演奏活動を行っているみなさんに「記憶に残っている演奏会は?」と質問すると、夏休み返上で練習して臨んだ下関馬関まつり ( 海峡メッセ ) 、そして自分たちで企画して作り上げた菊川町のふれあい会館(アブニール)での“あかね”演奏会「 Thanks 」などを挙げてくださいました。
田中満由美先生  「今後も週末ごとに演奏のスケジュールが入っています。メンバーは、大きな演奏会だけでなく、ボランティアでの老人ホームや施設の慰問なども、ひとつひとつを大切にしているので、休みが無くなっても練習して出かけて行きます。部員全員が、みんなに見える場所だけじゃなく、見えないところでもがんばっています!」と、部の設立当時から、メンバーと一緒に練習して、演奏会にも参加している顧問の田中先生がお話してくださいました。
 最後に、若さ溢れる演奏で、聴く人みんなに元気を与えてくれる“あかね”のみなさん自身の『元気の素』をお聞きしました。

 「みんなの笑顔」
 「演奏を聴いてくれた人の『よかった』という一言」
 「がんばって練習して演奏した後の達成感」

“あかね”のみなさん
 それから、みんなが照れて笑ってしまったけれど、「素晴らしいメンバーに恵まれていること。信頼し合ってなければ、アンサンブルなんてできないよね!」 という言葉からは、みんな大正琴が好きで、演奏が好きで、“あかね”のメンバーと一緒にいるのが楽しくて仕方がない、という気持ちを強く感じました。
 メールマガジンやホームページでは、“あかね”の演奏をお送りできないのがとても残念!ということで、今後のスケジュールを少しご紹介します。
  11月6日(土)、7日(日)に北九州の「こやのせ座」で上演される北九州演劇祭参加作品で種田三頭火の放浪記を描いた演劇『風の中に生きる』にバック演奏で出演。また県内では、11月27日(土)に下松市の町興しイベントで演奏する予定だそうです。
  その他にも、県内各地で演奏する機会があるようなので、読者のみなさんもぜひ、“あかね”の演奏を見て聴いて、元気をもらってください!