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分煙化推進実態調査C

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分煙化推進実態調査

A..調査の概要
B.調査結果の概要(全体)
C.調査結果の概要(地域別)
D.調査結果の概要(施設別)

C.調査結果の概要(地域別)

1 調査票の回収率
回収率は、長門、豊浦、萩地域で高く、岩国、宇部、防府地域で低かった。長門の回収率が高いのは、この地域だけ他の調査と合わせて直接施設に調査依頼を行ったためと思われる。

図21 地域別回収率

2 回答施設の内訳

(1)女性割合

山口地域で女性割合20%以下の施設が31%と他地域に比べ多かった。

図22 地域別女性割合


(2)施設割合

施設割合で目立った点としては、山口で官公庁、下関で保健福祉医療施設の割合が高く、豊浦で交通機関がないことがあげられる。

図23 地域別施設割合



(3)喫煙者割合

喫煙者割合では、喫煙割合が半数以上を占める施設は、岩国、宇部でやや多い。逆に柳井、豊浦で喫煙者のほとんどいない施設の割合が高い。

図24  地域別喫煙者割合


(4)従業員数割合

従業者数割合では、岩国、柳井、豊浦で従業員数の少ない施設(49人以下)の割合が高く、下関で低い。特に岩国と柳井では従業員数10人未満の施設が3分の1を越えている。

図25 地域別従業者数割合

3 調査結果

(1)たばこ対策の必要性及び取り組み状況

たばこ対策の必要性についての考えでは、下関で高く、柳井、岩国、豊浦、萩で低い。また、たばこ対策の取り組みでも同様の傾向が見られた。このように、 「たばこ対策が必要である」と答えた割合が高い地域ほど、「取り組んでいる」と答えた割合が高い傾向が見られた。

図26 地域別たばこ対策の必要性


図27 地域別たばこ対策の取り組み


(2)たばこ対策に取り組んでいない理由

すべての地域で、「特に必要ない」が最も多かったが、その割合は柳井で高く、山口で低かった。また、「職員の協力が得られない」は、徳山・山口で、「費用がかかる」は、岩国・防府で高かった。

図28 地域別たばこ対策に取り組んでいない理由(回答施設数911)


(3)たばこ対策の取り組み状況

1 各場所別たばこ対策の取り組み

事務室、会議室とも、下関で「室内禁煙」の割合が、長門で「特に決めていない」の割合が高かった。

外来者が主に利用する区域では、すべての地域で「特に決めていない」の割合が高かった。また、事務室、会議室と異なり「室内禁煙」に比べて、「禁煙区域を分離」の割合が高かった。

総じて北浦地域での取り組みが少ない傾向が見られた。

図29 事務室の取り組み状況


図30 会議室における取り組み状況


図31 外来者が主に利用する区域での取り組み状況


2 分煙対策の具体的な方法

総じて下関の取り組みが、他の地域に比べて頻度が高い。「特に取り組んでいない」施設の割合は、長門、萩、豊浦で高い。また、禁煙時間設定は、山口が他の地域に比べて高い。

図32 分煙対策の具体的な方法

4 各地域別まとめ
(1)岩国地域

喫煙者割合で、半分以上喫煙者のいる施設の割合は県平均より高い。また従業員10人未満の施設の割合が全地域で最も高い。「たばこ対策が必要」、「取り組 んでいる」割合も県平均より低い。たばこ対策に取り組んでいない理由として「費用がかかる」と答えた施設の割合は、全地域で最も高い。

(2)柳井地域

官公庁、教育機関、公民館図書館等公的l機関の割合が高く、企業、店舗娯楽施設等民間機関の割合が低い。喫煙者割合で半分以上喫煙者のいる施設の割合は県平均より低い。従業員数は49人以下の施設の割合が高い。

「たばこ対策が必要」、「取り組んでいる」割合ともに県平均より低い。たばこ対策に取り組んでいない理由として、「特に必要でない」と答えた施設の割合は、全地域で最も高い。

(3)徳山地域

企業の割合は最も高い。授業員数49人以下の施設の割合は県平均より低い。たばこ対策の場所別取り組み、分煙対策の取り組みは県平均より高い。

たばこ対策に取り組んでいない理由として「協力が得られない」と答えた施設の割合が県平均より高い。

(4)防府地域

「たばこ対策が必要」の割合は県平均より高いが、場所別取り組みは他地域と同程度である。分煙対策では、「特に取り組んでいない」と答えた施設の割合は、全地域で最も低い。

(5)山口地域

女性割合は、20%以下の施設が3分の1弱と、全地域で最も低い。また官公庁が3分の1強を占め、民間施設の割合が低い。喫煙者割合で、半分以上喫煙者の いる施設の割合は県平均より低い。また従業員数10人未満の施設の割合が、全地域で最も低い。「たばこ対策が必要」、「取り組んでいる」割合とも県平均よ り高く、場所別の取り組み、分煙対策も県平均より高い。たばこ対策に取り組んでいない理由として「協力が得られない」と答えた施設の割合が全地域で最も高 く、「特に必要でない」と答えた施設は少ない。分煙対策の取り組みで、時間分煙の実施率が最も高い。

(6)宇部地域

保健医療施設の割合が県平均より高い。喫煙者割合で、半分以上喫煙者のいる施設の割合は、全地域で最も高い。

(7)豊浦地域

教育機関が全施設の3分の1を占め、公的機関の割合が高い。回答施設の中には、交通機関は含まれていない。

喫煙者割合で、半分以上喫煙者のいる施設の割合は県平均よりも低く、喫煙者のほとんどいない施設の割合が高い。また従業員数49人以下の施設の割合は、全 地域で最も高い。「たばこ対策が必要」、「取り組んでいる」割合とも県平均より低く、分煙対策の取り組みも低い。たばこ対策に取り組んでいない理由として 「特に必要でない」と答えた施設は、県平均より高い。

(8)長門地域

回収率は全地域の中で最も高く、施設割合も企業、店舗娯楽施設等民間施設の割合が全地域で最も高い。喫煙者割合で、半分以上喫煙者のいる施設の割合は県平 均より低い。また「たばこ対策が必要」の割合は、ほぼ県平均であるが、たばこ対策を「取り組んでいる」と答えた施設の割合は全地域で最も低く、そのギャッ プが大きい。

たばこ対策、分煙対策の取り組みとも「特に決めていない」とする割合が全地域で最も高い。

(9)萩地域

「たばこ対策が必要」、「取り組んでいる」割合とも県平均より低く、場所別の取り組み、分煙対策についてもも県平均より低い。たばこ対策に取り組んでいない理由として「特に必要でない」と答えた施設は県平均より高い。

(10)下関地域

女性割合が60%以上を占める施設の割合が全地域で最も高く、保健医療福祉施設の割合も高い。従業員数割合は、49人以下の施設が全地域で最も低く、比較 的従業員数の多い施設の割合が高い。「たばこ対策が必要」、「取り組んでいる」割合とも県平均より高く、場所別の取り組み、分煙対策も全地域で最も高い。