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vol.79

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 酒とバラの日々

 
 週末に、ジャズのビッグバンドでの演奏を下手ながらも楽しんでいる。バーなどでよく流れており、
ジャズと聞いて私はつい「酒」を思い浮かべてしまう。ジャズにはお酒にちなんだ曲もあり、その中の
ひとつが「酒とバラの日々」(Days of Wine and Roses)という曲で、私たちの数少ないレパートリー
のひとつである。スタンダードナンバーで、聴いたことがある方も多いと思うが、実はこれ映画の
主題歌で、作曲は映画音楽の巨匠ヘンリー・マンシーニである。

 1962年のアメリカ映画で、「アレキサンダー」という甘いカクテルがきっかけでつきあうようになった
社長秘書とサラリーマン。やがて結婚するが、二人はそのままアルコールにおぼれ、会社はクビに
なり家は燃やしてしまい、男の方はAA(アルコール自助グループ)に入り立ち直るが女は・・・。という
タイトルやメロディーから想像がつかない、救いのない話だった。

 たとえば1日の終わりに好きな音楽を聴きながら飲むお酒には、私たちをリラックスさせ、その日の
疲れを癒してくれる効果があるように思う。また、初対面の人同士が打ち解けやすくなり、職場では
言いにくいことが言いやすくなるなど、お酒には、コミュニケーションを円滑にする潤滑油の効果も
あり、私たちが社会生活を送るうえで欠かせないものだと思う。適量の飲酒は健康にもよく、「酒は
百薬の長」とは事実とのこと。

 しかし、度を超すと弊害が顔を出してくる。脂肪肝やアルコール性肝炎などの肝臓障害の他、
心不全や脳卒中、がんなど多くの疾患が過剰飲酒や慢性的な飲酒などによりそのリスクを高めて
いる。飲酒運転による交通事故などは、社会的損失もはかりしれない。
特に、心身が発達段階にある未成年に対しては、脳細胞への悪影響や性機能が未熟になるなど
の恐れがあるなど、悪影響は大人の比ではない。未成年者の初飲動機で最も多いのは「家族の勧め」
という調査結果もあり、小学生の娘を持つ私も気をつけないといけないと思う。

 私は、今の職場に4月に異動してきたが、業務の上から、飲酒を制限している。これまで、「酒を
飲まないと寝られない。」とか「酒がない人生なんてつまらない。」などとうそぶいていたが、いざ、
やめてしまうと(完全にやめたわけではないですが)、別に酒がなくても寝られるし、飲まなくても
楽しいことはいっぱいあるもので、ただの言い訳だったなと思い知らされている。過剰飲酒だけ
ではなく適量でも飲み続けると健康を害することもあるので、もし毎日飲んでいる方がいらっしゃった
ら、週に1度は休肝日を設けられたらいかがだろうか。最近ではアルコール度数0.00%のビール
テイスト飲料もあることだし。

 さて、やっと頭を悩ませていたコラムを書き上げたぞ。ここらでジャズでも聴きながら1杯。あっ・・・。

 

 お酒  お酒
   

  


今回は、山口健康福祉センター 宮本 浩さんに寄稿していただきました。
ありがとうございました。