『食べ物情報ウソ・ホント ~チョットおかしな情報の見分け方・接し方~』
イベントリポート 『食べ物情報ウソ・ホント ~チョットおかしな情報の見分け方・接し方~』
今回は、働き盛りの男性を対象に、栄養・運動と2日間の「健康増進プログラム」を実施しました。
| 日時: | 平成18年12月18日(月) 9:30~12:30 |
|---|---|
| 場所: | 山口県健康づくりセンター |
| 内容: | 講演「食べ物情報ウソ・ホント」 群馬大学 教育学部 教授 高橋 久仁子 先生 |
みなさんは「○○に効く!」「これを食べると○○にいい!!」といった様々な食品情報に振り回されていませんか?
今回の講座は、「高橋久仁子先生」に食品の情報を正しく読み取り、賢い消費者になるコツをご紹介いただきました。身近な問題なので、みなさん関心があるようで、沢山の方々にご参加いただきました。
さて、講座のなかで、何度も「フードファディズム」という言葉が出てきましたが、読者のみなさんは、この言葉を耳にしたことはありますか?
今回は、この言葉をキーワードに「リポート」してきました。
◎フードファディズム
食べ物や栄養が、健康や病気に与える影響を過大に評価したり信じたりすること
●それでは、先生からご紹介いただいた沢山の情報の中から、ポイントを押さえてリポートします!
★なぜ,「フードファディズム」が「食生活」を混乱させているの?
消費者には「テレビやラジオ、新聞・広告やインターネット、商品表示」など、様々なところから簡単に健康情報が入ってきます。そんな情報を目や耳にした時、「健康」に過ごしたいという「期待・願望」から、「食」に対する「おいしい・まずい」を二の次にして、宣伝広告を過大に信じる風潮があります。
そして、消費者は、「何か身体に良いことしなくっちゃ!」と脅迫観念にかられ、「食」の提供側は、飽和状態の市場でとにかく買ってもらおうと必死になり、マスメディアは「売れそう」な情報を過剰放出・・・と、三者三様の思惑がからみ、フードファディズムが「食生活」を混乱させているのです。
★フードファディズムには3タイプあることを知ったうえで、情報の「ウソ・ホント」を判断しましょう!
- 【1】健康効果を騙る食品の大流行
- 健康情報娯楽番組等で、「健康効果」のある食品を紹介していることがあります。
しかし、その根拠となる実験データは、その食品だけの効果であったと言い切れるのでしょうか?
そこにも関心を持ちましょう。 - 【2】食品・食品成分の「薬効」強調
- 消費者に、身体に良いといわれる「物質」を紹介し、「だからその物質を含む、この食品を食べると良い」という印象を与えます。果たして、それを信じた消費者は、効果があった量の物質を食品で摂るには、その食品をどのくらいの量食べたら良いかまで考えるでしょうか?
また、一般的な食品成分でも病気を持っている人にとっては、健康に悪影響を及ぼす場合もあります。
食品を摂取する前に、そういったことも考えてみましょう。 - 【3】食品に対する不安の扇動
- 「食の安全を脅かすものは怖い食品」との不安から「食品添加物はすべて危険」「黒砂糖は良い、白砂糖は悪い」などというイメージが先行しがちです。
しかし、データなどからみると、「食中毒」が「食」の安全を脅かしていることが多く、最悪な場合、死に至ることさえあるのです。
一概に、イメージだけで「悪い食品」と決め付けないようにしましょう。
★「正しい情報を読み取り、賢い消費者になる」には、どうしたらよいのでしょう?
変な情報を信じなければ良いのです。
変な情報に気が付くというのは、例をあげると「おいしいものをがまんしないで 飲んでも食べても痩せられる!」といったようなサプリメントやお茶の広告を見たとき、「現実的に考えてみて、生活習慣を変えずに、がまんせずに食べたいものを食べて、健康的に痩せるって変だよね・・・。」と不審に思うときです。
「変だな・・・。」と思う要素が少しでもあれば『手を出さない』ことが大切です!
また、行間を読まないことも大切です。


例えば、「SLIMMING スリミング」という名前の飲料があったとします。 パッケージには、次の表示が・・・ 「脂肪」「塩分」「カロリー」はさようなら。
写真広告も要注意です!
さて、みなさんこの情報をみて、
どう思いますか・・・・?
さあ、あなたはこの飲料に魅力を感じますか?
「痩せそう・身体に良さそう・・・」というイメージを持ったあなた、行間を読んでいませんか。この飲料には、どこにもこれを飲むと「痩せます!」「脂肪・塩分・カロリーを身体ら排除します!」とは書いていません。 宣伝文句の行間を、自分のなかで勝手に過大解釈することのないように気をつけましょう。
★終わりに・・・
いかがでしたか?
今回の講座のなかでは、「女も男も、老いも若きも“食生活権”を自らの手に」ということで、「“食生活は女性の役割”から脱却しましょう」というお話もあり、本当に情報盛りだくさんの3時間でした。
なかでも、「情報の氾濫から、“適切に食べる”が見えにくくなっているけれど、『そこそこの健康と、ほどほどの食生活』でいきましょう!」という言葉が印象的でした。
今回のお話にあったことを日常生活に活かして、「健康情報」を上手に活用し、賢い消費者になり、豊かな食生活を送りましょう。
『食べ物情報ウソ・ホント ~チョットおかしな情報の見分け方・接し方~』


