山口県総合保健会館
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平成18年2月16日(木) 13:00~14:30
山口県健康づくりセンター
今回のテーマは「噛んで噛んで脳の活性」ですが、 松浦先生より「ものをよく噛んでおいしく食べるためには、 まず歯を大切にしましょう!」とお話があり、歯を健やかに保つ方法を中心に わかりやすく紹介していただきました。
さて、講義は「8020運動って聞いたことありますか?」 という先生の問いかけから始まりました。 この「8020運動」は、80歳になっても20本以上自分の歯を残そう! という運動です。松浦先生は「人間の歯は28本ある(親知らず以外)ので、80歳になっても全て自分の歯でものを食べられるように、8028を目指しましょう!」と話されました。
どうして歯は抜けてしまうのでしょう?
歯が抜ける原因としては、「歯周病・虫歯・破折(割れたり、折れたりすること)」など様々ですが、近年一番大きな原因だと言われているのが「歯周病」です。「歯周病」は初期(歯肉炎の状態)ではほとんど自覚症状がないので、放っておくと「歯槽膿漏(しそうのうろう)」まで進行し、最後には歯が抜けてしまう怖い病気です。 また、「歯周病」が進んでいくと「糖尿病・心筋梗塞・高血圧・バージャー病」のような全身疾患の発症・症状の悪化にも深い関係があるといわれています。 「歯が抜けるのは歳をとったから仕方がない・・・。」とあきらめている人が多いですが、「歯周病」は予防でき、進行を止めることもできます。口の中を健やかに保つことさえできれば、80歳になっても自分の歯でおいしく食事ができます。
「歯周病」はどうやって予防できるのでしょう?
歯と歯肉のあいだにある細菌が増えることで「歯周病」にかかりやすい状況になります。この細菌は、全くいなくなることはありませんが、歯を磨くことで細菌をコントロールすることはできます。細菌をコントロールすることにより、プラーク(歯垢)をためないことが大切です。 歯磨きは、毎日できる一番大切な「歯周病予防」です。しかし、磨き方・磨く時間によっては単なるお口のエチケット(口臭予防)にしかならなくて、細菌が繁殖する状態が続き「歯周病」にかかりやすくなります。歯肉縁上(歯ブラシで磨けるところ)は自分でコントロールできるところなので、正しく歯を磨くことが大切です。今まで「身だしなみ」として歯磨きをしていた人は、「病気の予防・治療をしている」と意識を変えて磨くようにしましょう。 そして、プラークコントロールは、歯肉縁下(歯ブラシで磨けないところ)の衛生を保つことも大事なので、定期的に歯科医師に相談しましょう。
歯磨きのポイント
・歯と歯肉の境目を磨く ・から磨き(何もつけないで磨く) ・身だしなみ(口臭予防・かすをとる・白くする)と区別する ・ブラシの圧力は300グラム程度(はかりを歯ブラシで押してみて、感覚をつかみましょう) ・1本1本を丁寧に磨く(本を読んだり、テレビを見たりしながら15分程度磨きましょう)
松浦先生のわかりやすい講話を、みなさんは真剣に聞いていました。 そして、最後に参加者の方からいくつか質問が出ました。
参加者: 歯を磨き過ぎるといけないと聞いたことがありますが、本当ですか?
松浦先生: 磨き過ぎていけないということはありません。 しかし、磨き方が悪かったりすると歯肉に傷がつく場合もあるので、 正しい磨き方で、1本1本を丁寧に磨くことが大切です。
山防地区 高校教員研究会家庭部会のみなさん
今回参加された皆さんからは、 「とても良いお話でした。歯周病のことをよく理解できました。」 という感想が多く聞かれました。 私も早速、自宅で歯周病予防のためのポイントを押さえた歯磨きを 実践しています!
講座の最後に、参加された方々の集合写真をいただきました。 みなさんとっても素敵なスマイル(笑顔)!今、笑顔からみえる綺麗な「歯」を健やかに保ち続けたいものですね。
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