「嵩山森林公園」ミニハイキング
標高618.5mの嵩山は、美しい姿から大島富士とも呼ばれているそうです。中腹には、安産祈願で有名な帯石観音があります。
標高426.5m地点に、嵩山森林公園(長寿の森森林公園)の駐車場があり、嵩山の登山口となっています。
山頂には、ハングライダー、パラグライダーのランチャー台が2基あり、周防大島スカイカップが開催されていましたが、2020年から3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催されていないようです。
※下図マップは、「島の山さんぽ」掲載の物を使用しています。
「島の山さんぽ」は、(一社)周防大島観光協会ホームページよりダウンロードできます。
http://www.suouoshima.com/kanko/tozan.html
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- 移動距離
- 往路約1.0km 復路約1.3km
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- 所要時間
- 約90分
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- 歩数
- 7,211歩
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- 駐車場
- あり
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- トイレ
- あり:1箇所(ハイキングコース外)
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- 所在地
- 周防大島町東安下庄
1 長寿の森森林公園駐車場へ
大島大橋を渡り、左折し久賀方面に向かいます。
目的の嵩山登山口へは、久賀から県道101号線を走るのが最短ルートのようですが、今回は、マップの案内通り、日良居の土居交差点を右折し県道4号線からオレンジロードに入り、まずは帯石観音を目指しました。帯石観音を過ぎ、県道101号線と合流して、嵩山方面に向かいました。合流地点当たりから、少し道幅が狭くなっていたので、ゆっくりと注意して登って行きました。
土居交差点から長寿の森森林公園駐車場まで、分岐地点が数か所ありましたが、マップに順路が詳しく記載されていたので、どうにか迷わずに到着することができました。大島大橋を渡ってここまで、約45分でした。
2 長寿の森森林公園駐車場
駐車場には、岩屋権現山門があり、嵩山の登山口となっています。山門横には、長寿の森遊歩道の案内看板が設置されていました。遊歩道には要所要所特徴的な名前が付けられていました。
3 岩屋権現へ向かって
登山口から、ゆるやかに下る遊歩道を歩きます。
石段を下ると巨大な大杉に囲まれた岩屋権現がありました。
大杉に張られた縄には、紙垂が垂らされており、中は薄暗く入りづらい空気感があり、外から手を合わせました。
帯石観音の奥院として虚空蔵菩薩と山王権現が同時に祀られているそうです。
4 岩屋権現奥の院へ
岩屋権現のすぐ傍に、奥の院へと続く石段がありました。
登り口に嵩山山頂と岩屋観音への案内板があるので、目印にしてくださいね。
登っていくと、斜面が少しずつ急になり、最後の階段は滑りやすいのでしょう、補助ロープが渡してありました。
滑らないよう注意して登った先に奥の院の祠がありました。奥の院までは、往復10分弱でした。
5 展望テラスへ向かって
奥の院を下りて、遊歩道をテンポよく歩くと、すぐに山頂への分岐点がありました。
ここから、つづら折りに整えられた階段を約20分登っていくと、目指す展望台テラスがありました。
テラスからは、安下庄湾が一望でき、遠くに平群島、四国も確認することができました
6 嵩山頂上に向かって
展望台テラスから、石の階段を登っていくと、東屋がありました。私たちは、頂上へ急ぎましたが、ここで一休みするのも良いでしょう!!
頂上への最後の坂は、木の葉で滑りやすくなっていたので、注意して登りました。
頂上には、2階建ての展望台があり、旧久賀町の町並を一望できました
ハングライダー、パラグライダーのランチャー台も高いところから見下ろすと、瀬戸内アルプスの山間に向かって飛び立つ姿が目に浮かぶようでした。
瀬戸内アルプス縦走ルート案内標識がありました。
7 嵩山駐車場に向かって
マップに載っているトイレマークを目指し、車道を約3分下るとトイレが併設された駐車場がありました。今回の徒歩ルートから一番近いトイレです。
駐車場から、外周徒歩ルートで展望台テラスを目指す事もできるようなのですが、台風の影響なのか、落ち葉が多く歩きにくそうだったので、いったん頂上に戻り下山することにしました。
8 長寿の森森林公園駐車場に向かって
復路は、展望台テラスを過ぎてすぐ、「島の山さんぽ」掲載「嵩山徒歩ルート」を外れ、マップ上の青色点線の道を下りました。
台風の影響なのか、進むにつれ歩きにくくなり、案内のルートを外したことを後悔しましたが、下り切った先の遊歩道は、「見晴らしの径」と名付けられているとおり、安下庄湾を間近くに見ることができ、道も歩きやすく森林浴を満喫して、出発地点に戻ることができました。
今回、嵩山中腹426.5m地点に車を置いて、往路は、約1kmの距離を50分かけ、頂上まで、ゆっくりと歩きました。
コースの大半である登り坂には、比較的段差が低い階段が整備されおり、心配していたほど息は上がらず、体力に自信のないスタッフもハイキングを楽しめました。
瀬戸内海国立公園でもある文珠山・嘉納山・源明山・嵩山の600m超えの4座が織りなす稜線は「瀬戸内アルプス」と呼ばれ、多くの方々に親しまれ、縦走ルートも整備されているようなので、いつかチャレンジしたいと思います。
「海」だけでなく「山」も魅力的な周防大島町でした。