ふるさと詩情公園・ハミングロード
このハミングロード(遊歩道)には、目を和ませる水路や花壇が作られ、所々にベンチが設置されており、歩いたり、休んだりしながら自然を満喫できる散歩道となっています。
今回は田布施町役場に駐車して、童謡・唱歌の歌碑1番→30番(下図)の順路を歩いてきました。(11番→14番は工事中で立ち入りできませんでした。)
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- 移動距離
- 往復約1km
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- 所要時間
- 25分
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- 歩数
- 1,915歩
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- 駐車場
- あり:田布施町役場
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- トイレ
- あり:田布施町役場
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- 所在地
- 田布施町大字下田布施
1 スポットその1: 「桜並木」と「歌碑」
取材に訪れたこの日は天気も良く、川沿いに植えられた満開の桜がとてもきれいでした。
川沿いには、唱歌や童謡の歌詞を刻んだ歌碑が配置されています。
そのうち10基にはミュージックボックスがついており、ボタンを押すと、歌碑に刻んである童謡・唱歌が流れてきます。年代を問わず、誰もが一度は耳にしたことがある歌…つい時間を忘れて聞き入ってしまいそうです。
2 スポットその2: 「田布施地域交流館」
ハミングロードのすぐ側には、地元産の新鮮な農産物や手作りのパン・お弁当を販売する「田布施地域交流館」があります。散策後は、地元の食材をお土産に買って帰るというのもいいですね。
ちょうど昼時だったということもあり、多くの家族連れが川沿いの桜を見ながらお弁当を楽しんでいました。
田布施川沿いには桜以外にもつつじや紫陽花などがあり、四季の花々が楽しめる散歩道となっています。
3 スポットその3: 「江良碧松(えらへきしょう)の碑」
田布施町役場前には、同町出身の自由俳人江良碧松(1888~1977) の碑(飲んだ水 みんな汗にして はたらく)が建てられています。
碧松は、五七五にとらわれない自由律の俳句に大きな足跡を残した俳人で、種田山頭火(防府市)、久保白船(平生町)とともに「層雲」の周防三羽ガラスと称されていました。
自然に親しみ、農業にいそしみながら、終生を麻郷の地で送り、田園俳人として句作活動に励むと同時に、「一夜会」を結成するなど後輩の指導にも尽力しました。 作品には、季節の移ろいの中での暮らしや風物を詠んだものが多く、代表的な句集では「松吹く風」が挙げられます。
4 スポットその4: 「ふるさと詩情公園」
田布施町役場そばを通り過ぎ近隣公園の方へ歩いていくと、遊具など設置された公園に差し掛かります。
ここの桜もちょうど見ごろを迎えていました!
私たちは道なりに展望広場に向けて坂を上るルートを進みます。この日の気温は20度近くあり、なだらかではありましたが、続く上り坂に身体もだんだんと熱くなります。
しばらく続く坂の途中も種類の違う桜が目を楽しませてくれました。
坂を上り切ったところからは田布施町内が一望できます。桜満開のこの日は、田布施川沿いがピンク色に染まり、春にしか見ることのできない特別な景色を楽しむことできました。
5 おまけ:「ご当地マンホール」
駐車場へ戻る途中に発見したご当地マンホールです。上側に桜の花、中央には特徴的なモニュメントの橋が描かれています。
今回、ご紹介したハミングロードの歌碑1番のすぐそばにある「さくら橋」に見えます。
今回はハミングロード・ふるさと詩情公園を中心にご紹介しました。距離はかなり短めとなっていますが、近隣公園には遊具やボールの壁打ち板もあり、体を動かして遊べる設備が整っています。家族連れで訪れて、一緒に思いっきり体を動かすというのはいかがでしょうか?
また、桜やあじさい、つつじ等、色々な植物もありますので、幅広い年齢層の方々に四季を通じて楽しんでいただけるスポットとしておすすめです。