コース 大平山コース

出発・終着地点
富海公民館
大平山コース
 健康やまぐちサポートステーションのウォーキング・ジョギングマップに掲載されている「大平山コース」を当センター職員が歩きました。
 防府市最高峰(標高631.3メートル)の大平山。山頂からは、防府市街地をはじめ、晴れた日には瀬戸内海に浮かぶ島々などを望むことができます。
 徒歩で登る場合は、旧大平山ロープウェイ山麓駅を登山口とした正面コースのほか、阿弥陀寺コース、富海コースと3つのコースがあるそうです。今回、私たちは富海から登るコースで山頂を目指します。
 富海コースには専用の駐車場がありませんので、私たちは鉄道を利用し富海駅で下車後、スタート地点の富海公民館に向かいました。駅から富海公民館までは徒歩でおよそ10分です。
(常連の登山客のお話では、途中にある高速道路の高架下のスペースに車を停めて登られるそうです。くれぐれもご近所の方のご迷惑にならないようにご注意ください。)
  • 移動距離
    往復7.2km
  • 所要時間
    約2時間20分
  • 歩数
    14,444歩
  • 駐車場
  • トイレ
    大平山山頂公園
  • 所在地
    防府市大字富海~大字牟礼
Map
スタート スタート イラスト

1 富海公民館前からスタートです

 登山道入口までは、「琴音の滝」と書かれた看板をたよりに、なだらかな傾斜の舗装道路を進みます。

 しばらく歩きます。

 高速道路の高架下を抜けると、「琴音の滝 橋を渡って右へ」という立て札が見えてきました。

 少し進むと小さな橋があり、橋を渡ると「琴音の滝→ 500m」「大平山ハイキングコース→」の看板があります。

 このあたりから舗装道路ではなくなり、登山道という感じがしてきます。

2 琴音の滝に向かって

 「↑大平山登山口 琴音の滝→」の看板が登山道の入口のようです。

 看板横を道なりにしばらく進むと、2本の石柱のようなものが見えてきました。
 すぐそばには「琴音の滝→」という表示があります。せっかくなので、少し寄り道して滝の方へ降りてみました。

 琴音の滝は、上流から下流に向かって、一の滝、二の滝、三の滝、四の滝とあり、写真の滝は一の滝になります。滝の音がとても心地よく、岩の間を流れ落ちる水の流れがとてもきれいでした。(滝のそばには木製のテーブルと椅子のある休憩所が整備されています。)

3 憩いの森に向かって

 滝の流れに癒された後、本線に戻り、再び山頂を目指します。右へ左へくねくねした山道で、斜面の急な箇所もいくつかありますので、足下には十分注意して歩きましょう。

 スタートから約30分、ぱっと視界が開けた場所に休憩所がありました。木製のテーブルと椅子が設置してあるので、ゆっくりと水分補給ができます。(ここまで、2,281歩でした。)

 見晴らしの良いこの場所からは富海海岸が見渡せます。美しい景色を見ながら、背伸びをしてゆっくりと深呼吸!

4 展望台に向かって

 慣れない山道を歩いてきたので、疲れの溜まり始めたふくらはぎをストレッチして、さあ出発です!

 ここからまたしばらくの間、木々に覆われた山道を歩きます。

 聞こえてくるのは落ち葉を踏みしめる足音、それから時折聞こえてくる鳥の鳴き声だけ…。

 途中、電波塔のそばを抜けると一旦舗装された道路に出ます。

 少し進んでまた登山道に入ります。

 正面コースとの合流地点を過ぎれば、展望台まであと少しです!

 展望台まで続く階段を一気に駆け上がりたいところですが、ここは呼吸を整えながら一段一段踏みしめて上ります。

5 展望台へ到着!山頂を目指してもうひと踏ん張り!!

 展望台に到着です! ここには山頂公園(展望台、アスレチック、芝生広場など)が整備されており、西日本随一と言われるツツジの名所にもなっています。鉄塔が立ち並ぶ山頂の山肌にツツジの植え込みが見えますが、よくよく目を凝らして見ると・・・「大平山」の文字が。(写真ではわかりづらいと思うので皆さんも現地でチェックしてみてくださいね。)

 トイレを済ませてもうひと踏ん張り、山頂を目指します。山頂公園を右手に見ながら、最後の登り坂へ。疲れもピークに達していますが山頂はもうすぐそこ。

 山頂に到着です!!
 要所要所での休憩を含め、富海公民館からここまでちょっと急ぎ足で歩いて85分でした。長い道のりでしたが、山頂から見る景色にしばらくの間うっとり…。

 今回、私たちはお昼頃の山頂到着を目指して歩きました。山頂公園に到着後、軽食でお腹を満たし下山することにしたのですが、素晴らしい景色を眺めながら食べるおにぎりの味は格別でした!

 この日の防府市の予想最高気温は19℃だったので割と軽装で歩いたのですが、それでも山頂につく頃はタオルが必要なほど汗びっしょりになりました。

 復路は往路より早く60分で富海公民館に戻ってくることができました。

6 おまけ

 ゴール地点の富海公民館手前でおもしろい看板を発見しました!
 看板には、「ご迷惑をおかけします!ヤギによる除草作業を行っております」と書いてあります。

 看板の奥の空き地では4頭のヤギたちがちょうど除草作業中でした。

 私たちが近寄ると、そのうちの1頭が作業の手(口)を止めて駆け寄ってきました。(とても人なつっこく、首元の名札を見ると「レッグ」という名前のヤギでした。)

ゴール ゴール
取材後記

 今回はハイキングコースを歩く健脚者向けのコースをご紹介しました。(体力に不安がある方は山頂公園まで車で上がることができますので、そこから山頂を目指すこともできます。)
 登山道を歩くことになるので、トレッキングシューズや杖などの準備のほか、急な天気・気温の変化に対応できるような服装の用意をして歩かれることをおすすめします。また、山頂公園に着けば自動販売機もありますが、脱水対策のため水筒等必ず持参してくださいね。
 事前に天気予報をチェックの上、体調を整えてくれぐれも無理のないよう、時間にゆとりを持って歩かれることをおすすめします。