神花山古墳とその周辺コース
熊毛インターを降り、平生町目指して進み、田布施町を過ぎ平生町に入ると上関町を目指して県道23号線を進みます。
しばらくして、右手に南周防大橋が見えるとすぐに、「平生港田名埠頭」「阿多田交流館」の案内板がありました。看板の奥手には、神花山が見えます。
※下地図:平生町ホームページ(産業課商工観光班)掲載観光マップ(阿多田交流館案内はパンフレットより転写)
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- 移動距離
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- 所要時間
- 約30分
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- 歩数
- 1,500歩
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- 駐車場
- あり
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- トイレ
- あり
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- 所在地
- 熊毛郡平生町佐賀3446-4
1 阿多田交流館へ
阿多田交流館は、平成16年、平生回天訓練・基地の跡地に建てられたそうです。正面出入口の横には、実物大の人間魚雷(回天)のレプリカが設置されていました。
大津島の回天記念館を訪れた時・・自分と同世代(訪れた当時)の方の片道切符の出撃に衝撃が奔った遠い記憶が蘇ってきました。
交流館内には、ここ平生の地で殉職された若い隊員達の遺品や遺墨などが展示されていました。
2 神花山公園駐車場
交流館を出て、右手に約300m走ると、左手に駐車場がありました。ここに車を置き、神花山古墳入口に向かうことにしました。
山裾を歩きます。ここは、車は通れません。
駐車場を抜けて、山裾をほんの少し歩くと、そこにも整備された見学用の駐車場があり、その一角に回天碑がありました。
日々厳しい訓練をした海が見える場所に回天碑がありました。
回天碑を背に、入口に向かいます。
3 神花山古墳へ
回天碑を背に少し歩くと、「山口県指定史跡古代女王之墓神花山古墳」の石柱と「神花山古墳入口」の看板がありました。
入口の右手には、公衆トイレが設置されていました。
入口からすぐに急な上り坂ですが、道がきれいに整備されているせいか、滑ることもなく、サクサクと歩くことができました。
予報通りの小雨でしたが、生い茂った葉っぱが雨を避けてくれたので、傘なしでも歩くことができました。
少し歩くと、左手に石の階段で少し傾斜が急な道がありました。健脚コースかな?と思い少しそそられましたが・・落ち葉が雨に濡れ滑りそうだったので、このまま整備された道を進みました。
古代女王之像
「日出づる」東を向いているそうです。
頂上まで、あと少しの所で・・左手の木々の間から、「古代女王之像」が垣間見えたので、ちょっと下りて、像の近くまで行ってみました。
資料によると、高さ約10m・・・とっても美しい立ち姿でした。そのお顔は、古墳から出土された遺骨を元に復元されたそうです。
古墳時代の女性の人骨が発見されるのはとても珍しく、古墳の規模や副葬品から首長(女王)であると思われるそうです。天気の良い日に是非拝顔したいものです。
頂上に到着です 入口からここまで、300歩約5分でした。
前方後円墳を見上げています。
女王之像から元の道に戻ると頂上が見えていました。
前方後円墳の後円部分には、円筒埴輪や葺石も復元されて、備えられているのが見えます。
後円部分(墳頂)へ上る階段があったので、上ってみました。
墳頂には、人骨が入っていた箱式石棺のレプリカ がありました。
雨に霞む、平生湾に浮かぶ島々を見ることが出来ました。真正面の島は馬島でしょうか?ここから、回天の訓練が行われているのが見えたでしょうか?
4 田名埠頭遊歩道
車を置いた駐車場まで戻り、田名埠頭に整備された遊歩道を歩いてみることにしました。
遊歩道沿いは、砂浜もあり、天気が良ければ、水遊びをしている人たちで賑やかなのかな〜?と思いながら歩いていると・・雨がひどくなったので、遊歩道の先端まで歩いて行くのを断念し、藤棚で気持ちばかりの雨宿りをしました。
遠くに、ボートが3隻繋留(けいりゅう)されているのが見えますが、こちらにもやはり人影はありませんでした。雨の日、海に近寄らないのは当たり前!・・ですね。
ヤシの木の傍のちょっとオシャレな建物は・・・¨カフェ?“と思いきや¨公衆トイレ”でした。
晴れた日なら、平生湾の美味しい魚を釣りに来る人や砂浜で遊ぶ人達にも会えたのでしょうね。
今回、私たちは「阿多田交流館」に立ち寄り、神花山古墳に向かいましたが、直接古墳に向かう方は、阿多田交流館の案内板からもう少し県道23号線を走ると、すぐ「神花山古墳」の案内板があります。ここを入るとすぐ、神花山古墳入口です。
大きな看板なので、きっと見つけられると思いますよ。
雨天決行ではありましたが、念願だった神花山古墳を訪れる事が出来、以前より重厚感が増した風情(・・と感じました)に大満足でした。神花山は、春には桜の花が咲き誇るそうです。次回は、春の晴れた日に訪れてみたいものです。