コース 笠山コース

出発・終着地点
越ヶ浜市営駐車場、明神池横
笠山コース
 萩市ホームページで紹介されている「萩悠遊 ウォーキングマップ③萩 笠山コース」を当センター職員が歩きました。

 萩・笠山は、北長門海岸国定公園の中心部に位置し、標高112mで頂上には小さな噴火口跡をもつ火山です。周囲には溶岩のすき間から海水や風が出入りする池や穴(風穴)が多く存在し、暖・寒地性の植物も多くコウライタチバナの自生地(国・市指定天然記念物)でもあります。笠山という名は、遠くから眺めた姿が、女性のかぶっていた市女笠に似ていることからこう呼ばれるようになりました。

※下記図左のマップが掲載されたパンフレットは、萩市観光協会公式サイトからダウンロードできます。
 https://www.hagishi.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/tsubakimap2022.pdf
※下記図右のマップは、萩市ホームページからダウンロードできます。
 https://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/40/1140.html
  • 移動距離
    約7km
  • 所要時間
    170分
  • 歩数
    11,876歩
  • 駐車場
    あり:(越ヶ浜市営駐車場、明神池横(有料)他
  • トイレ
    あり:コース内6箇所
  • 所在地
    萩市椿東越ヶ浜
Map
スタート スタート イラスト

1 駐車場案内

 国道191号線を益田方面に向かい、「笠山入り口」交差点で左折します。

 左折してすぐ左手に市営駐車場があります。

 スタート地点より少し手前ですが、無料で駐車できました。

2 マップ①明神池からスタート!

 駐車場から少し歩くと、今回のスタート/ゴール地点、明神池が見えてきました。

 明神池は、笠山の噴火によってできた3,400坪の天然かん水湖で、周囲の溶岩のすき間から海水が外海の干満に応じて出入りし、水位が変化します。

 淡水・海水にいる魚たちが共存しています。

3 マップ②風穴

 明神池を右手にみながら進むと、「風穴」の看板が右手に見え、その階段を降りていくとたどり着きます。

 風穴は、溶岩ブロックのすき間から風が出入りするもので、冬は、外気より高い温度であるこの空間に外気が流れ込み、蓄えられます。

 蓄えられた空気は、夏にその空間より高い気温になった外へ向かって冷気が吹き出ることから天然クーラーといわれています。

4 マップ③~⑤

 いきなり坂道ですが、登り切ると、広場があり、左手には「首無地蔵」、右手にはトイレがありました。

 この後の歩道にはトイレがないので、ここで利用しておくと安心です。

 要所要所に看板があり、方向を示してくれています。

 遊歩道は海に面して気持ち良かったです。

 地形の成り立ちや植物の特徴など説明の看板もあり、楽しみながら歩くことができます。

 道中、ベンチが設置されています。緩やかですが、アップダウンの道のりなので、海を眺めながら途中休憩を取りながら進みました。

5 マップ⑥⑦椿群生林と虎ヶ崎

 椿群生林の入り口に到着!笠山の北端10haの広さに約60種類、約25,000本のやぶ椿が自生しています。現在、伐採や萌芽試験等を行うなど群生林保護のため管理されているそうです。

 群生林内に進むと高い木が立ち並び、その高さに圧倒されます。また、トンネル状に見える通路を進むと木々の間から光が差し込み、とてもきれいです。

 今年はまだあまり咲いていないようだ、と地元の方が話されていましたが、地上13mの展望台では、群生林を上から眺めることができ自然の凄さ・力強さを感じます。

 群生林を抜けると、虎ヶ崎灯台がありました。

 灯台に貼られたQRコードを読み取るとカードがゲットできます。

6 マップ⑧⑨ 後半戦へ!

 ここからは、道路は舗装され、車の行き来もあるので、交通安全で歩きました。なだらかな道で歩きやすかったです。

 駐車場とトイレがあり、車いすの方も利用ができるように整備されていました。

7 楽勝かと思いきや・・・やっとの思いで笠山山頂へ

 笠山山頂と言うだけあって、最後は急な坂がずっと続き、先ほどまでののどかなウォーキングは嘘のよう。無言で頂上へ向かいました。

 頂上には河津桜が満開で、展望台から見る外海の眺めもとてもきれいでした。

 帰路はひたすら下り坂。一気に下り、スタート地点の明神池へ到着しました。約3時間、11,876歩でした。

8 群生林内に咲く椿たち

 群生林内に咲く椿たち。いろんな種類があるんですね。

 海の岩陰に猫発見!

 海が澄んでとても綺麗でした。

 笠山噴火口

ゴール ゴール
取材後記

 晴天に恵まれ、絶好のウォーキング日和でした。景色を眺め写真に収めつつ、散策しながらかなりゆっくりのペースで進みました。前半は、意気揚々と足取りも軽やかでしたが、後半笠山山頂までは、長く、急な坂が待ち受けていました。今回は、紹介されている順路で進みましたが、体力のある前半に坂道を制覇しておいた方が安心という方は、コースを逆に進まれるのもよいかもしれません。
 コースの途中では、いろいろな素敵な景色がみられました。まだまだ紹介したいことがたくさんですが、海も山も花も満喫できるコースですので、ぜひ訪れてみてください。