「かぼちゃ」
●特徴
中南米原産のかぼちゃは、カンボジアから持ち込まれたと言われ、カンボジアがなまって「かぼちゃ」と呼ばれるようになりました。
現在、日本には大きく分けて3種類のかぼちゃがあり、日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ズッキーニなどの細長く小型のペポかぼちゃがあります。
日本かぼちゃは粘りがあり、煮崩れしにくいのが特徴で、煮物や蒸し物に向きます。甘味が強くホクホクした西洋かぼちゃは、別名「栗かぼちゃ」とも言い、サラダやポタージュなど幅広い調理法に向きます。
収穫したてより、しばらく経ったほうがおいしいカボチャですが、丸ごと1個を購入する時は、緑色が濃くずっしり重たい物を選びましょう。切り売りの場合も、種がしっかりつまった、色の濃い物を選びましょう。
●主な栄養成分(食材100g当たり)
緑黄色野菜の代表で、豊富なカロテンやビタミンに加え、たんぱく質やミネラル、食物繊維など様々な栄養素がまんべんなく含まれた、バランスの良い野菜です。
鮮やかなオレンジ色の素であるカロテンは、体内に入ると皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるビタミンAになるため、それらの免疫力を高めて、眼精疲労効果や風邪の予防等の効果があります。カロテンはかぼちゃのわたの部分にも多く含まれているので、わたの部分は取り過ぎずに調理しましょう。シミや発ガン物質を防ぐビタミンCや、体内の活性酸素から体を守るビタミンEも豊富に含まれています。1回量の煮物でビタミンCは1日に必要な量の1/3程度摂ることが出来ます。
【栄養価】食材100gあたり (西洋かぼちゃ)
・たんぱく質 1.9g
・脂質 0.3g
・炭水化物 20.6g
・カリウム 450mg
・鉄 0.5mg
・カロテン 4000μg
・ビタミンE 5.1mg
・ビタミンB1 0.07mg
・ビタミンB2 0.09mg
・ビタミンC 43mg
・食物繊維 3.5g
参考)食材図典、日本食品辞典、5訂日本食品標準成分表、食材の栄養
かぼちゃを薄くスライスし、油を引かずフライパンで焼くだけでかぼちゃチップスが出来ます。彩りが足りていない時にぜひ。
かぼちゃをスライスして、レンジでチン。柔らかくなったら、お皿に並べて軽く塩・こしょう。上にとろけるチーズを適当にのせて、オーブントースター等で焼き色をつけます。意外に量が食べられます。
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