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岩国市錦帯橋周辺(岩国市)

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岩国市錦帯橋周辺(岩国市)          取材日:2023年3月29日

■知っ得情報!
 ・駐車場: 有
(横山河川敷運動広場横の駐車場に駐車 ※花見期間は有料)
 その他、河川敷やロープウェイ乗り場前等あり。
 ・トイレ: 有(コース内6箇所)
 ・所在地 : 岩国市横山
 ・距離: 約4.5km
 

 健康やまぐちサポートステーションで紹介されている「岩国城跡史跡散策コース」を参考に当センター職員が歩きました。
 今回は、国指定の名勝である錦帯橋(きんたいきょう)を眺め、吉香(きっこう)公園内を通り、城山登山道にて岩国城へ向かうコースです。錦帯橋は、繊細な組木の技法によって建設された独創的なアーチ構造をしていて、いつ見ても圧巻な景観です。吉香公園からは、四季折々の色彩豊かな景観が楽しめます。
 岩国錦帯橋周辺の情報の詳細については、岩国市公式観光Webサイト 「岩国 旅の架け橋」をご覧ください。

 

●コース紹介●

   
   
    
   
※岩国市公式観光Webサイト  「岩国 旅の架け橋」より引用
※上記マップの掲載されたパンフレットは、岩国市公式観光Webサイト「岩国 旅の架け橋」から入手できます。

 

●駐車場から錦帯橋まで●

 
 駐車場は錦帯橋周辺に数か所あります。今回は横山河川敷運動広場に駐車しました。「錦帯橋 400m」という標識のところが駐車場入口です。桜が見頃の時期ということで車が次々と来ていました。駐車場から錦帯橋に向かう道路沿いから桜を愛でながら歩くことができました。
 また、ウォーキング・ジョギングコースの看板や偉人たちの銅像・石碑などが設置され、健康や郷土に思いを馳せながら歩くことができます。
 錦帯橋にたどり着くまでに蔵のような建物のトイレがありました。

 

●錦帯橋から吉香公園へ●

 
 人もだんだんと増え、流れに乗って歩いていくと、錦帯橋が見えてきました。錦帯橋と桜のコラボは絵に描いたような光景でとても素敵でした。錦帯橋の料金所まで来たら右手に曲がり錦帯橋を背に進み、吉香公園へ向かいます。道中、様々な品種の桜が楽しめました。

 
 
 しばらく歩くと吉香公園の表示と園内の地図がありました。吉香公園は、旧県立岩国高等学校の跡地に造られた藩政時代を偲ばせる建造物が点在する公園です。2006年には【日本の歴史公園100選】に選定されているそうです。公園の中を進んでいくと、右手に庭園、左手に噴水が見えてきました。噴水は、大きくアーチを描いて放水されている様子は圧巻でした。園内は花があり、芝生あり、噴水あり。様々な年代の方がそれぞれのペースで過ごせる憩いの場所だと感じました。少し変わった形の噴水があり、その背後の山際にはこれから向かう岩国城が見えました。

 

●吉香公園~登山口へ●

 
     
 
     
 噴水の先には、旧目加田家住宅があります。18世紀後半の中級武家屋敷として国の重要文化財に指定されている建造物です。昭和中期のお雛様が飾られていて春の華やかさを感じることができる空間でした。住宅は一見平屋づくりに見えますが、2階建になっており、窓がない構造は上位身分の武士を見降ろさないよう配慮したものだそうです。
 目加田家住宅を出て、ロープウェイ乗り場が見えてきたら反対の左手の方向へ進みます。しばらく目印がないので道を間違えたのかと少し不安になりますが、道なりに進みます。途中、吉川家の墓所や見事な枝垂桜のあるお堂など、見どころある場所に寄りつつ進みました。
 
 
 お寺や庭園を眺めながら道なりに進んでいくと、表示板発見!錦帯橋から約600mの地点、ようやく登山口らしき光景が目の前に見えてきました。この地点から岩国城まで2.1Km。登山道に入る前にトイレがあるので利用しておくと安心です。駐車場からここまでで約2,000歩です。

 

●登山口~岩国城へ●

 
 いよいよ登山口です。いきなり急な坂が目の前に現れましたが、他にも登られている方がいらっしゃり、後に続いて登っていきました。登り初めて5分経たないうちに息が上がってきました。ちょうど標識が「岩国城まで徒歩35分」と記されていました。 最後まで歩けるか不安を感じましたが、登り始めて10分のところで休憩できるベンチがあり、心も体もホッとしました。
 
 歩き始めて約10分。休憩場所から少し歩くと「山頂駅まで1000m」という看板がありました。
 まだまだ上り坂が続き、心拍数も上がり、会話するのがきつくなってきたところに展望デッキが見えてきました。
 ここでちょっとひと休み。休みたくなる絶妙な場所に休憩所が設けられています。展望台からは錦川と橋の上の渋滞が見えました。温度計が設置されていて、気温は15度。汗ばんできた体には冷やりした空気がちょうど良いです。
 駐車場からここまで約3,600歩です。
 
 水分補給と休憩でパワーを充電してウォーキング再開。上り坂が続くので心が折れそうになりながらも、 「山頂駅まで500m約10分」と看板を見ると頂上がだんだん近づいてきていることがわかり、力が湧いてきます。
 途中、大きく削れた岩のような壁があり、地層のような模様も見えました。自然の凄さを体感できる場所です。
 駐車場からここまで約1時間。舗装されていない登山道も並走していて別の登山ルート(舗装されていないようでした) もあるようです。
     
 
     
 
 ずっと続く上り坂でだんだん歩行速度が落ちてきた中、「岩国城まで徒歩15分」という標識が目に入ってきました。「あれ?さっきはあと10分だったのに…」と脳に酸素が足りていないのか混乱しましたが、落ち着いてよく考えると先ほどはロープウェイの駅までの表示でした。途中、坂道と階段の分かれ道がありましたが、急な階段は回避して坂道を進みました。ようやく坂道が終わり、「岩国城400m」・「ロープウェー100m」という表示があり一気に進み、からくり時計の塔がある山頂駅に到着!桜が歓迎してくれているように見えました。駐車場からここまで約4500歩。
 
 
 少し休憩して、今度は岩国城を目指します。ロープウェイ駅の横を通って道なりに進むと、遊具がありました。地面はクッション素材になっていて安全面に配慮されています。遊具を左手に見ながら進むと「岩国城300m」と表示があり、整備された道を進みます。最初の登山道に比べると坂道は少なく歩きやすいです。途中、分かれ道にも標識が設置されていて安心です。
 
 
 
 最初の登山道に比べると平坦な道だと安心していたら、また上り坂になってきました。「岩国城まで徒歩5分」の標識があり、あと少しです。坂を上りながら左手を見ると「大釣井」と表示された場所があり、降りて近づいてみました。築城の時に水の確保のために作られた井戸ですが、井戸の役目のほか、非常時の武器弾薬の収納や危機にさらされた時の脱出口にもなる重要な場所だったそうです。木が曲がりくねって穴の上に伸びているのが不思議な光景でした。
 元の坂道に戻り、坂を上り切ると当時の石垣を使用して復元された天守台があり、圧巻の存在感でした。この天守台を回り進むと岩国城が見えてきました。お城は1608年、初代岩国領主吉川広家によって築かれましたが、江戸幕府の一国一城令により取り壊され、現在の城は1962年に復元されたものだそうです。場内には錦帯橋の模型や武具が展示され、最上階の窓からは錦川、錦帯橋、岩国の街並みを一望することができました。(お城は入場有料)

     
 
     
 岩国城内を見学し、先ほどのロープウェイの山頂駅まで戻ります。お城を囲んで1周できるように道が整備されているので、来た道とは違う道で帰ります。往路と逆に下り坂や階段を下る場所が多いです。分かれ道には平坦な道と階段の道に分かれているところがありました。体力に合わせて進むことができ、道のりも標識があるので迷うことなく進めます。


 
     
 写真を撮ったりお城を眺めたりしながらも、10分程度でロープウェイの山頂駅まで戻れました。
 帰りはロープウェイを利用することにしました。出発までの間、錦川や錦帯橋を一望できるスポットで景色を見たり、からくり時計(時を告げる時にメロディーが流れ人形が動く)を見ながら過ごしました。
 ロープウェイへ順次乗りこみます。場内アナウンスを聴きながら景色を見ているとあっという間に見慣れた風景が近づいてきました。3分程度でふもとへ到着。2時間20分ののんびりウォーキングでゆっくりじっくり楽しみながら歩くことができました。

 

● 取 材 後 記●

 錦帯橋や岩国城には何度か訪れていましたが、歩いて岩国城まで行ったのは初めてでした。今回は春の桜の季節でしたが、秋にはイチョウやモミジなど四季折々の景色が楽しめますので、季節を変えて何度でも訪れたい場所でした。
 岩国市公式観光Webサイト「岩国 旅の架け橋」では、錦帯橋周辺の観光歴史、食事処、トイレの場所等についての各種情報が紹介されています。マップやパンフレットはダウンロードも可能ですので、いろいろな季節を感じに仲間やご家族と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
   

 

   

 

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