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長門市 「青海島(おおみじま)」

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長門市 「青海島(おおみじま)」

 青海島は山口県の日本海側、「北長門国定公園」の中心に位置していて、海面からそびえ立つ断崖絶壁や荒波が削り上げた洞門などの絶景から、「海上アルプス」とも呼ばれています。童謡詩人『金子みすゞ』で知られる仙崎から、青海大橋を渡って行くことができます。
今回は、健康やまぐちサポートステーションのウォーキング・ジョギングマップから、「自然と同化『島専科(しませんか)』コース」を参考にして歩くことにしました。

マップのスタート地点は、「船越キャンプ場」の駐車場からになっていますが、私たちはマップの「C」地点から出発です。

 

最初はしばらく石段が続きます…。

 勢い込んでスタートしたものの、いきなりの石段。階段はゆるやかな上りですが、見上げる私たちのテンションは急激に下ります(笑)。

自然研究路は海岸から峰の上まできれいに舗装されていますが、高低差があり、階段も多めです。距離はそんなに長くありませんが、ウォーキングシューズや運動靴など、歩きやすい靴がおすすめです。

 

突然視界が開けて、海が見えます。

 早くも汗だくになってどうにか石段と坂を上りきり、峰の上に出ると、緑の向こうに海があらわれて別世界のような光景が広がります。疲れなんてどこかに吹っ飛び、歓声を上げて走り、そしてしばしの間、海に見とれます。

 

 マップを見ると、ここは「B」地点。道が分かれているので、今回は「A」地点の方向へ進みます。そして、海岸まで続く階段を下りていくと「静が浦」です。青海島の海水は透明度が高いことで有名ですが、特にここは海底に生えている海草がくっきり見えるくらい透き通っていて驚きました。

静が浦。海上に霞んでいるのは相島です。 カモメ岩、十六羅漢 など

 さて、コースに戻ると、しばらくは断崖の上から海を見下ろすような風景が続きます。波に浸食され、そそり立つように海面から突出している岩の数々は迫力満点!仏像がたくさん立っているように見える「十六羅漢」や「変装行列」と呼ばれる奇岩怪礁は、日本海の荒波が造った、まさに彫刻です。


表示板です。
コースの各所に設置されています。
 この自然研究路は珍しい植物や群落が見られることでも知られています。展望台からの景観にあわせて、どんな植物が見られるのか、種類や特長などが記されている表示板が設置されているので、チェックしながら歩くと、さらに楽しいです。
ヤブツバキの実がなっていました。

 

写真の右側が海岸になっていて、
ダイビングスクールが行われていました。

 コースが徐々に下りになって、海岸を回り込むように歩いていくと、キャンプ場のバンガローが見えてきます。
 青海島はダイビングスポットとしても有名で、夏には、キャンプ場前の海岸に、全国から数多くのダイバーが訪れるそうです。ベストシーズンにはまだ早いですが、この日も潜っているグループが見られました。

 今回のコースは、マップ上のルートで、左半分を歩いたのですが、距離にすると約1.5km、時間は40分くらいでした。
 海風を味わい、景観を楽しみ、植物を愛でて、写真を撮る…そして、歩く。これから夏を迎える青海島は、さらに見どころ満載です。紫外線と暑さ対策を万全に、じっくりと自然を堪能しながら歩いてみてはいかがでしょうか。

 

 

おまけ


キャンプ場から、車で少し奥に進むと、道路沿いに「紫陽花(アジサイ)の沢」という看板が出ています。時期がちょっと早かったので、まだちらほらとしか咲いていませんでしたが、今頃は満開かも… 

青海島の東部にある通地区には、くじら資料館と国指定史跡「青海島鯨墓」があります。ぜひ、足を伸ばしてみてください。 

 

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