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明治日本の産業革命遺産を歩く

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明治日本の産業革命遺産を歩く

  5月始めに、うれしいニュースが飛び込んできました。萩市の5資産を含む、「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関であるICOMOS(イコモス)による登録勧告が通知されたのです。
  ということで今回は、世界文化遺産へ正式に登録されることを祈りつつ、登録資産のひとつである萩城下町を歩きました。梅雨入り前の青空の下、改めて日本の近代史を見直す良い機会になりました。

 今回歩いたコース(約5.1km)

 

スタート

 

     
 

  大河ドラマ館を横目に、出発です。「花燃ゆ」主人公・文といえば、吉田松陰の妹。その松陰が主宰した松下村塾も、人材育成の面が評価され、登録遺産のひとつになっています。

 

A.旧町人地

 

   
 

  旧町人地は、町屋や中・下級の武家屋敷が建てられていた場所です。城下町に住む、当時の人々の高度な匠の技が、日本の産業化に大いに貢献しました。
  昔ながらの人力車や、菊屋横町の美しいなまこ壁などを見ていると、時が止まっているような感覚が味わえました。

 

B.旧上級武家地

 

   
 

  旧上級武家地は、 萩藩の重臣たちの屋敷が建ち並んでいた地区です。
  萩藩の政治の中心を担う人々がここに住み、産業化等について政策を生み出していました。
  瓦土塀の連なる道を夏みかんの甘い香りに包まれて歩いていると、立派な門構えの屋敷が次々と現れ、圧倒されました。

 

C.萩城跡

 

 
 

  萩城跡は萩藩を治めた毛利氏の居城があった場所です。13代藩主敬親は、萩反射炉や恵美須ヶ鼻造船所の建設を決定するなど、産業化のきっかけを作りました。
  天守閣は1874年に解体されましたが、周辺の石垣から、当時の技術のすばらしさを知ることができます。

 

 

★このほかにも…

 

  今回は時間の都合で立ち寄れませんでしたが、このほかにも、「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」「大板山たたら製鉄遺跡」「松下村塾」と、萩には世界文化遺産登録を目指している5つの資産があります。
  日本の産業革命の始まりを、ぜひ一度、ごらんになってください。