「なす」
●特徴
インド原産のなすは中国から伝わり、1200年前から日本では食べられています。
日本各地で様々な品種が栽培されており、代表的な品種は、丸なす、長なす、卵形なす、米なす、小なす等です。
なすは寒さが苦手で水分が蒸発しやすく、冷風が直接あたるとしなびやすく、5℃以下だと低温障害をおこすため、保存時はラップでくるみ、10℃前後に保ちましょう。
購入時は、へたの切り口が新しくトゲが鋭いものが新鮮で、全体的に光沢のよいものをお選びください。
夏場は特に甘味を増すので、和食・洋食問わず、炒め物や煮物など色々な料理で味わいましょう。
●主な栄養成分(食材100g当たり)
水分が94~96%と非常に多く、ビタミン類、カルシウム、鉄分などのミネラル成分、食物繊維などをバランス良く含んでいます。
特に皮の部分には紫色の色素、アントシアニンやなすのアクと呼ばれるクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれ、老化防止、がんの予防、動脈硬化の予防などの作用があります。
なすは体を冷ますので、のぼせや高血圧への効果が期待されています。
また、毛細血管を強化して脳出血を予防するビタミンPが含まれているのも特徴です。
【栄養価】食材100gあたり
・たんぱく質 1.1g
・脂質 0.1g
・炭水化物 5.1g
・カルシウム 18mg
・カリウム 220mg
・鉄 0.3mg
・カロテン 100μg
・ビタミンB1 0.05mg
・ビタミンB2 0.05mg
・ビタミンC 4mg
・食物繊維 2.2g
参考)食材図典、日本食品辞典、5訂日本食品標準成分表、食材図鑑

フライパンでポン酢と炒めるだけで簡単でおいしいです。
薄く切り、電子レンジ600Wで4分程加熱して大根おろしとめんつゆを和えることで、簡単煮浸し風の一品が出来上がります。
なすは味噌の味がとても合いますが、日本の味噌だけでなく、韓国の味噌コチュジャンを使うと、ピリ辛に仕上がって食欲をそそります♪
なすにはトマトソースが一番!スパゲティはもちろんですが、ソテーしたお肉やお魚にそえても美味しいです。
油通しすると、渋みが少なくなったり、甘味が増すらしいです。
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